-
私の赤ちゃんの蕁麻疹、受診体験談
生後六ヶ月の娘の体に、ある日突然、赤いポツポツとした膨らみが現れました。最初は腕に数個だったのですが、あっという間にお腹や背中にも広がり、まるで蚊にたくさん刺されたかのようになってしまいました。痒いのか、娘はしきりに体をこすりつけ、不機嫌になって泣き始めました。初めての蕁麻疹に、私はパニックになりそうでした。「何か悪いものを食べさせてしまったのだろうか」「アレルギーだったらどうしよう」と、不安で頭がいっぱいになりました。とりあえず、インターネットで「赤ちゃん 蕁麻疹」と検索し、対処法や受診の目安を調べました。幸い、娘には呼吸困難や顔色の悪さといった危険な症状は見られませんでしたが、全身に広がっていることと、痒みが強そうなことから、やはり一度病院で診てもらった方が安心だと判断しました。翌朝一番で、かかりつけの小児科クリニックに電話をし、状況を説明して予約を取りました。クリニックでは、医師に蕁麻疹が出始めた時間や、その前に食べたもの、変わったことがなかったかなどを詳しく聞かれました。娘の体の発疹を診てもらった結果、「典型的な蕁麻疹ですね。原因は特定できないことが多いですが、おそらく何らかのアレルギー反応でしょう」と診断されました。そして、痒みを抑えるための抗ヒスタミン薬のシロップと、掻き壊しを防ぐための塗り薬が処方されました。医師からは、「蕁麻疹は数時間から一日で消えることが多いですが、繰り返し出ることもあります。もし、呼吸が苦しそうだったり、顔色が悪くなったりしたら、すぐに救急を受診してください」と、注意点も教えてもらいました。薬を飲ませると、娘の痒みは少し和らいだようで、ぐずりも減りました。蕁麻疹も、その日の夕方にはほとんど消えていました。しかし、翌日また少し出てきたりと、数日間は出たり消えたりを繰り返しましたが、処方された薬のおかげで、ひどくならずに済みました。あの時、自己判断せずに小児科を受診して本当に良かったと思っています。医師に診てもらい、適切な薬を処方してもらったことで、娘の苦痛を和らげることができましたし、何よりも私自身の不安が軽減されました。赤ちゃんの蕁麻疹は、親としてはとても心配なものですが、慌てずに状況を観察し、必要であれば専門家の助けを借りることが大切だと実感した経験でした。