最高の病院基準

数ヶ月前のことでした。朝起きると、右目のまぶたが少し重く、鏡を見るとうっすらと赤くなっていました。最初は「寝不足かな？」程度に考えていたのですが、時間が経つにつれてズキズキとした痛みが出始め、まぶたの腫れも明らかに目立つようになってきたのです。「これは、もしかしてものもらい？」と直感しました。以前にも何度か経験したことのある、あの嫌な感覚です。今回は特に痛みが強く、触ると小さな塊のようなものができているのが分かりました。これは自然治癒を待つのはつらいと思い、すぐに近所の眼科を受診することにしました。眼科では、まず問診でいつから症状があるか、痛みや腫れの程度、他に症状はないかなどを聞かれました。その後、スリットランプという顕微鏡のような機械でまぶたの状態を詳しく診てもらい、やはり「麦粒腫ですね」と診断されました。まぶたの裏側にも炎症が及んでいるようで、少し膿も溜まっているとのことでした。治療としては、まず抗菌作用のある点眼薬と眼軟膏が処方されました。点眼薬は一日に数回、眼軟膏は寝る前に塗るように指示されました。先生からは、「目を清潔に保つこと、コンタクトレンズは治るまで使わないこと、そして処方された薬をきちんと使い切ることが大切ですよ」と念を押されました。その日から、言われた通りに点眼と軟膏の使用を開始しました。最初の二、三日は、まだ腫れも痛みも強く、見た目も気になって少し憂鬱な気分でした。仕事もメガネで過ごし、アイメイクももちろんお休みです。しかし、薬を使い始めて四日目くらいから、徐々に痛みが和らいでいくのを感じました。腫れも少しずつ引いてきて、触った時の塊も小さくなってきたように思えました。一週間後には、見た目にはほとんど分からないくらいまで回復し、痛みもなくなっていました。念のため、処方された薬は最後まで使い切り、一週間後の再診で医師に診てもらったところ、「もう大丈夫ですね。きれいに治っていますよ」と言われ、本当にホッとしました。今回の経験で改めて感じたのは、やはり自己判断せずに早めに専門医に診てもらうことの重要性です。適切な薬を適切なタイミングで使うことで、症状の悪化を防ぎ、回復も早まるのだと実感しました。そして、医師の指示をきちんと守ること。これが再発防止にもつながるのだと思います。