手足口病は、子供だけでなく大人も感染し、しばしばつらい症状に見舞われます。一度、内科や皮膚科で手足口病と診断された後、症状が長引いたり、新たな心配事が出てきたりした場合、再度同じ科でフォローアップを受けるべきなのでしょうか。それとも別の科を検討すべきでしょうか。基本的には、最初に手足口病と診断を受けた診療科(内科または皮膚科)で、引き続き経過を診てもらうのが一般的です。診断を下した医師は、あなたの初期症状や処方した薬剤、そしてその後の経過予測について最もよく把握しているはずです。例えば、処方された薬を服用しても熱がなかなか下がらない、口内炎の痛みが一向に改善せず食事が摂れない、手足の発疹のかゆみや痛みが我慢できない、といった場合には、診断を受けた医療機関に再度連絡し、指示を仰ぎましょう。再診の必要があるか、あるいは電話での相談で済むかなどを判断してくれます。手足口病の主な症状である発疹や口内炎は、通常一週間から十日程度で自然に軽快していきます。しかし、まれに症状が長引いたり、合併症の兆候が現れたりすることもあります。特に注意すべき合併症としては、髄膜炎(高熱、激しい頭痛、嘔吐、首の硬直など)、脳炎(意識障害、けいれんなど)、心筋炎(胸痛、息切れ、動悸など)があります。これらの症状が現れた場合は、夜間や休日であっても、救急外来を受診するなど、迅速な対応が必要です。最初に内科を受診していた場合は、これらの合併症への対応も比較的スムーズに行われやすいでしょう。皮膚症状に関しては、発疹が治った後に、爪が剥がれたり(爪甲脱落症)、皮膚がむけたりすることがあります。これは手足口病の回復期に見られることがある現象で、通常は自然に治りますが、心配な場合は診断を受けた皮膚科、あるいは内科に相談してみましょう。もし、最初に受診した医療機関が個人のクリニックで、入院設備がないような場合、重症化の兆候が見られた際には、より高次の医療機関(総合病院など)へ紹介されることもあります。その際も、紹介状を作成してもらうなど、連携を取りながら治療を進めることが大切です。いずれにしても、自己判断で治療を中断したり、不安な症状を放置したりせず、診断を受けた医師とよくコミュニケーションを取りながら、完全に回復するまで適切なフォローアップを受けるようにしましょう。
手足口病と診断された大人、何科でフォロー?