最高の病院基準

2025年11月
  • 低血糖で病院へ行くべきか判断に迷う場合の行動指針

    医療

    低血糖の症状が現れたとき、病院へ行くべきかどうか判断に迷うことは少なくありません。特に初めて経験する方や、症状が軽いと感じる場合は、どのように行動すべきか戸惑うでしょう。ここでは、そのような状況における行動指針を提示します。まず、最も重要なのは、自身の症状の重症度を客観的に評価することです。意識がはっきりしており、自分で判断や行動ができる状態であれば、まずは糖分を摂取し、安静にすることが基本となります。ブドウ糖タブレット、砂糖水、ジュースなど、吸収の早い糖質を10~15グラム摂取し、15分ほど待ってから症状が改善するかどうかを確認してください。もし症状が改善しない、あるいは悪化するようであれば、再度糖分を摂取し、さらに15分待つというサイクルを繰り返します。ただし、この対処法は、あくまで軽度から中程度の低血糖に対するものです。もし、意識がもうろうとしている、けいれんを起こしている、あるいは周囲の呼びかけに反応しないなど、重度の症状が見られる場合は、迷わず救急車を呼ぶか、すぐに医療機関を受診してください。これは緊急事態であり、迅速な医療介入が必要です。次に、糖尿病の既往歴があるかないかで判断基準は変わってきます。糖尿病治療中でインスリンや血糖降下薬を使用している方が低血糖になった場合、薬の副作用である可能性が高く、その後の治療計画の見直しが必要になることがあります。症状が改善した後でも、かかりつけ医に報告し、今後の対応について相談することが重要です。特に、頻繁に低血糖を繰り返す場合は、薬の量や種類、生活習慣の改善点について専門家のアドバイスが不可欠です。一方で、糖尿病の診断を受けていない方が低血糖のような症状を経験した場合、他の病気が隠れている可能性も考慮に入れる必要があります。例えば、インスリノーマ(インスリンを過剰に分泌する腫瘍)や、肝臓病、副腎皮質機能低下症などが低血糖の原因となることもあります。このような場合は、症状が改善しても一度内科を受診し、原因を特定するための検査を受けることを強くお勧めします。