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低血糖時に病院受診を検討する目安
低血糖の症状が現れた際、病院に行くべきかどうか迷う人は少なくありません。多くの場合、軽度の低血糖であれば、ブドウ糖や糖分を含む食品を摂取することで速やかに改善します。しかし、中には医療機関の受診が必要となるケースも存在します。まず、低血糖の症状が重い場合、例えば意識がもうろうとする、けいれんを起こす、あるいは自分で糖分を摂取できないような状態であれば、躊躇なく救急車を呼ぶか、すぐに医療機関を受診すべきです。これは命に関わる緊急事態である可能性が高いため、迅速な対応が求められます。次に、低血糖の症状が繰り返し現れる場合も注意が必要です。特に、糖尿病の治療中でインスリンや経口血糖降下薬を使用している人が、適切な食事や運動をしているにもかかわらず頻繁に低血糖になる場合は、薬剤の量や種類、あるいは治療計画全体の見直しが必要かもしれません。自己判断で薬の量を調整するのは危険なので、必ず医師に相談してください。また、糖尿病の診断を受けていないにもかかわらず、低血糖のような症状を頻繁に経験する場合も、一度医療機関で検査を受けることをお勧めします。隠れた病気が原因である可能性も考えられます。さらに、低血糖の症状が改善しない場合も病院受診の目安となります。糖分を摂取しても症状が良くならない、あるいは一時的に改善してもすぐにまた症状が現れるような場合は、体のどこかに異常があるかもしれません。特に高齢者や小さな子供、基礎疾患を持つ人は、症状の悪化に気づきにくい場合もあるため、周囲の人も注意深く見守ることが大切です。飲酒後に低血糖の症状が現れた場合も、肝臓での糖新生が抑制されている可能性があり、通常よりも症状が重くなることがあります。この場合も、症状が改善しないようであれば医療機関を受診しましょう。旅行中や外出先で低血糖になり、適切な対処が難しい場合も、現地の医療機関や救急サービスを利用することを検討してください。見慣れない場所での体調不良は、精神的な不安も伴い、冷静な判断が難しくなることがあります。日頃から低血糖の対処法について主治医とよく話し合い、自分にとってどのような状況であれば病院に行くべきか、具体的な基準を把握しておくことが重要です。