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2026年2月
  • 低血糖時に病院に行くべきかを判断する上での家族の役割

    知識

    低血糖は、当事者だけでなく、その症状に気づく家族や周囲の人々の対応も非常に重要です。特に、患者本人が低血糖によって意識がもうろうとしたり、判断力が低下している状況では、家族が適切な判断を下し、必要な行動を取る必要があります。ここでは、低血糖時に病院に行くべきかを判断する上での家族の役割について解説します。まず、家族は低血糖の初期症状を正確に把握しておくことが重要です。手の震え、発汗、動悸、空腹感、脱力感、集中力の低下、頭痛、めまい、そして不機嫌や錯乱といった精神症状など、様々な形で現れることを理解しておくべきです。これらの症状は、個人差があるため、日頃から患者本人の様子を注意深く観察し、どのようなサインが現れやすいかを把握しておくことが役立ちます。次に、軽度の低血糖であれば、家族が糖分摂取を促し、その後の様子を観察することが最初の役割となります。ブドウ糖タブレット、砂糖水、ジュースなど、吸収の早い糖質を準備しておき、適切な量を速やかに与えることが大切です。糖分摂取後、15分ほど経って症状が改善するかどうかをしっかりと確認してください。症状が改善すれば、その後は食事を摂らせるなどして血糖値を安定させます。しかし、もし患者本人が自分で糖分を摂取できない、あるいは意識がもうろうとして指示に従えないような重度の低血糖に陥った場合は、迷わず救急車を呼ぶことが家族の最も重要な役割となります。特に、けいれんを起こしている、意識を失っているといった状況は、一刻を争う事態であるため、躊躇なく救急サービスを利用すべきです。救急隊に、患者が糖尿病であることや、インスリン、あるいは血糖降下薬を使用していること、現在の症状などを明確に伝えることが重要です。